
「阿修羅像」や「興福寺仏頭」など数多くの国宝などの文化財を一カ所で拝観できる興福寺国宝館が、耐震補強工事のために平成29年1月1日(日)~平成29年12月31日(日)の丸一年間休館してる。
国宝館は、昭和33年に鉄筋コンクリート造り瓦葺きの「収納庫」として設計された完成した。
しかし、現在の耐震基準を満たしていないので、日本の代表的な文化財を守るために耐震補強をしておく計画だ。平成30年には、再建中の中金堂の落慶も予定されており、新しい興福寺が楽しみである。
しかし、国宝館は平成22年のリニューアルオープンから5年で入館者400万人を突破した人気スポットであり、1年間の休館は痛手である。
そのため、昭和50年に薬師寺旧金堂から移築した「仮金堂「非公開)」で春と秋の二期に分けて阿修羅像・八部衆などの国宝を拝観できるように進めている。
仮金堂には、本尊釈迦如来像、薬王・薬上菩薩像(重要文化財)、四天王像(重要文化財)が安置されており、阿修羅像・八部衆・十大弟子・金剛力士像などの国宝館の彫刻と相まって開扉されるのは今から楽しみである。
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開扉予定は、春は2017年3月15日(金)~6月18日(日)・秋は2017年9月15日(金)~11月19日(日)となっている。
コメント
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2017年 1月 16日
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2017年 4月 02日
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