
2016年の興福寺国宝特別公開として、五重塔・三重塔の同時公開が予定されています。
8月26日(金)~10月10日(月祝)までの間です。2塔が同時公開されるのは初めてで、五重の塔の初層開扉は6年ぶりです。
五重の塔は、興福寺のシンボル的な存在なのでご存知の人は多いですが、初層の開扉を知っている人は少ないと思います。
初層には、薬師三尊・釈迦三尊・阿弥陀三尊・弥勤三尊像が安置されています。
国宝である興福寺三重塔は、興福寺境内の中でもわかりにくい場所にあるため、訪れる人が少なく静かです。
三重塔は、康治2年(1143)に創建されたが、治承4年(1180)の南都焼討で焼失しました。
しかし鎌倉時代前期に再建され、興福寺の中で北円堂と共に最古の建物であるが、平安時代の様式を残した優美な建物です。
そして明治時代に、新たに仏像が祀られました。それは、興福寺塔頭(たっちゅう)世尊院の弁才天とその諸尊です。
三重塔の特別開扉は、7月7日午前9時より16時まで年に1回でしたが、長期開扉は5年ぶりのことです。
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