国宝に法華寺の「維摩居士像」などが、2017年3月10日新指定された

3月10日(金)に開催された文化審議会(馬渕明子会長)文化財分科会において、7件の美術工芸品を国宝に指定することを、文部科学大臣に答申すると決定されました。
奈良県関連においては、宗教法人法華寺の維摩居士像・平城宮跡出土木簡3148点・東大寺山古墳出土品一括が国宝に指定されることとなります。

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木造維摩居士坐像一軀

<彫刻の部>重要文化財を国宝に

【所有者】宗教法人法華寺(奈良県奈良市法華寺町882)
【大きさ】像高90.8㎝

古くより肖像彫刻の名品としてよく知られる像である。口を開き発語する瞬間を捉えた写実的な面貌表現は天平彫刻的であるが,側面観での力強い構えには平安前期につながる特色がうかがえる。
藤原鎌足が創始したとされ興福寺で最も重要な法会であった維摩会が8世紀後半に一時期,興福寺から法華寺に移されて行われており,この時に造立されたとみられる。
乾漆像として重要文化財に指定されていたが,X線CT撮影などにより木彫像としての技法や保存状態が確かめられた。(奈良時代)

平城宮跡出土木簡三千百八十四点

<古文書の部>重要文化財を統合し,有形文化財を追加して国宝に

【所有者】独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所保管
本件は,平城宮跡から出土した木簡のまとまりである。
木簡には文書木簡,荷札・付札木簡などがある。
律令国家が編纂した史書の総称である六国史などの記録に伝えられていない奈良時代の社会や経済などの実態を具体的に知りうる貴重な史料である。木簡には同時代史料,
日常的な史料が多く,歴史解明にとって重要な文字史料である。(奈良時代)

奈良県東大寺山古墳出土品一括

<考古資料の部>重要文化財を国宝に

【所有者】独立行政法人国立文化財機構 東京国立博物館保管
本件は,奈良県天理市の前方後円墳から出土した一括である。特筆すべきは「中平」年銘のある金錯銘花形飾環頭大刀で,古墳時代における金石文の最古かつ代表的遺品として知られる。また,他に例のない花形飾環頭大刀,家形飾環頭大刀をはじめ,鍬形石や車輪石,銅鏃など多種多量の副葬品があり,古墳時代前期後半を代表する資料群としても貴重です。
近年これらの再調査および保存修理が行われるとともに,発掘調査から約半世紀を経て総括報告書が刊行され,本件を主題とした展覧会も開催されるなど再評価が進んでおり,このたび国宝に指定する。(古墳時代)

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