
水槽の中で金魚が優雅に泳ぐ姿が注目を集めている「金魚自販機」=奈良県大和郡山市の柳町商店街(写真:産経新聞)
「金魚自販機」は、商店街協同組合が観光客を呼び込もうと企画。約3年前、電話ボックスを水槽に改良して話題を呼んだ「金魚電話ボックス」に続く第2弾として、商店街内の「金魚カフェ『柳楽屋(りゅうらくや)』」軒先に設置された。
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魚のデザインなどがあしらわれた酒瓶が並ぶ飲料の自販機内に高さ約45センチ、横約90センチの水槽を設置。約30匹の金魚が酒瓶の合間を優雅に泳いでいる。いずれも空き瓶で、金魚を含め購入は不可能。郵便ポストや車を水槽にする企画も検討中といい、商店街協同組合の専務理事、菊岡洋之さん(49)は「今後もユニークな金魚鉢を設置し、観光客に商店街を回遊してもらえるようにしたい」と話した。
市でも今年、金魚鉢のデザインを募集する「全国金魚のお部屋・おうちデザインコンテスト」を初開催。1次選考を通過した作品は学校の黒板や駅の改札機、トイレの案内表示などを金魚鉢や水槽にする斬新なアイデアぞろいで、現在受け付け中のウェブ投票で最多得票を獲得した作品は市が製品化、設置する。
金魚の養殖が盛んな市では平成7年から毎年、「全国金魚すくい選手権大会」を開催しており、今年は全国各地から約1900人が参加。「金魚すくい道場」もあるほか、金魚の専門知識を身につけて発信する「金魚マイスター」養成塾も開かれている。
出典:産経新聞 8月25日(木)14時48分配信
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