奈良「春日大社 」宝庫天井裏の刀は平安末から鎌倉時代の国宝級名刀と判明!!

春日大社(奈良市)の宝物庫天井裏から、1939年にから見つかった刀剣12振りのうちの3振りが、平安時代末から鎌倉時代にかけての名刀であることが分かった。

春日大社は、鎌倉時代に権勢を振るっていた北条氏が、「黒漆太刀」を奉納したという記述が文献にあることから、その可能性が高いとしている。

刀剣は全長106・6~113cmで、刀身がさびついた状態で保存されていたが、第60次式年造替を記念して人間国宝の本阿弥光洲氏に研ぎ直しを依頼し、それを東京国立博物館の酒井元樹主任研究員(日本工芸史)が鑑定した。

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その結果、さやなどが黒い漆で装飾された「黒漆太刀」と呼ばれる刀で、刃の部分の模様やそりの特徴から、平安時代の末期から鎌倉時代の後期にかけて作られた名刀とわかった。

酒井さんによると、「国吉」銘の1振りは鎌倉時代後期の肥後の刀工、延寿国吉の作。室町幕府6代将軍足利義教の刀を鍛えたことで名高い人物という。

無銘の2振りは、名刀の代名詞ともされる「古備前」で、平安末期から鎌倉初期の作。大社によると、鎌倉幕府六波羅探題を務めた北条時村が1283(弘安6)年に奉納したという記録が残る太刀にあたる可能性が高い。

3振りはいずれも黒漆のさやに収められた実用的な太刀で、装飾性は薄い。なぜ天井裏にあったかは分からないという。

酒井さんによると、古刀は使われるうちに何度も研ぎを重ね、作られた当初の姿を失う場合が大半。酒井さんは「特にこの国吉の太刀はほぼ研ぎ跡がない。古刀に類例は少なく、刀剣史上貴重な存在。国宝と並べても遜色がない」と話す。

「第六十次式年造替記念展 御造替を支える人と宝物」で展示中。

第六十次式年造替記念展 御造替を支える人と宝物

春日大社の御造替は長い歴史の中、多くの人々に支えられて今に続いてきました。1250年前に、創立の時にお供してきた神官達、天皇や上皇などの皇室、藤原摂関家などの貴族達の崇敬・・・。

そして忘れてはならないのが、御造替に熟練の技を発揮した多くの名工です。多くの人の思いにより1250年続いてきた御造替を宝物や文書を通してたどります。

会期期間

平成28年12月3日(土)~平成29年3月27日(月)
※12月14日と12月19日、20日臨時休館

開館時間

10:00~17:00(入館は16:30まで)

拝観料

一般500円、大学生・高校生300円、中学生・小学生200円
団体一般400円 *大学生以下の団体料金設定はありません

主な展示品

国宝  白磁獅子(伝中臣祐房奉納)
国宝  銅造狛犬(伝左大臣藤原頼長奉納)
重要文化財  禽獣葡萄鏡(伝後醍醐天皇奉納)
黒漆螺鈿八足案
鹿座神影図

場所

春日大社国宝殿
奈良市春日野町160

奈良県奈良市春日野町160

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